お疲れ様です。

コロナに対しまだまだ油断大敵ですが、旅行客等も少しずつ増えている中、自分が初めて海外1人旅をした時の話を少し。

 かれこれ20年以上前の話になるのですが、ちょうど学生時にやっていたスポーツでヘルニアになり1カ月半程練習を休む事になり、ちょうど当時にハマっていた音楽のルーツが知りたく、これはもう現地へ行くしかない！という事で、1カ月程、カリブに浮かぶ島ジャマイカへ10代最後に1人旅へ出かけました。

ちょうど日本から見て地球の反対側、キューバの南、ハイチの西、日本から遅れる事14時間の時差。
関空からデトロイトで乗り換え、マイアミで1泊、やっとの事でジャマイカの首都、キングストンのノーマン・マンレー空港に到着しました。

当時のジャマイカは日本人などほとんどおらず、アジア人は貿易で来ている中国人がいるかいないか程度。しかも、カリブでも1、2を争う治安の悪さの首都キングストン。

手配してもらった旅行会社の方に「できたら1人で行かれるのは止めた方が・・・」と、何度も言われたのを覚えています。

しかし、自分の好きな音楽の源流が、最も治安の悪いキングストンである以上、ジャマイカといえど、他の街では意味が無く、気を引き締めてキングストンに降り立ち、絶対に取られないようギチギチに絞めたボディーバッグで空港からタクシーに乗り込み、やっと一息ついたと思いボディーバッグの留め具を「カチッ」と外した瞬間、タクシードライバーに「お前、銃持ってるな！今、カチッとコック（引き鉄）を引く音が聞こえたぞ！先に撃つぞ！」と、向こうが銃を出してきて、ああ・・・えらいとこに1人で来てしもた・・・と思った記憶があります。生活は最初の3日間だけジャマイカで2番目の高級ホテル「ウィンダム」（今はもう無いみたい）に泊まり、あとはゲストハウスに泊まりました。街は立派な陸上競技場とコーヒーで有名なブルーマウンテンという山、そして街中ギャングの方々・・・という感じで拳銃を突き付けられたのが3回程・・・しかし、ちょうどその時ジャマイカが一大カンフー映画ブームで、東洋人というだけでリスペクトされたのと、先程のブルーマウンテンに神戸の某大手コーヒーメーカーのプランテーションがあり、そこに在中の日本人の社員の方がいらっしゃったので、アポ無しで突撃し、ジャマイカ・キングストン事情をいろいろ聞けて、よくしてもらいなんとか生きて帰ってこれたのを覚えてます。

 いろいろ細かく書き出すと、ブログには収まらないので一気に端折りましたが、いつか機会があれば、またジャマイカに行きたいと思います。

遠いけどね。

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