【お勧めの本】
2023.06.07 - Topicsみなさんこんにちは。
今年は例年になく、早い梅雨入りでじめじめした日が続きますね。中々外へ外出するのも大変なこの季節にお勧めの本を紹介します。
私も最近知人に勧められて読破した本なのですが、作者は中国人作家の劉慈欣(リュウ・ジキン)氏で、2015年にSF界で最も名誉ある賞の一つとされるヒューゴー賞の長編小説部門を受賞したSF小説です。この本は、Facebook共同創業者のマーク・ザッカーバーグ氏や元米国大統領のバラク・オバマ氏が愛読していることを明かすなど、世界中の著名人も絶賛する今凄くホットな一冊です。
英語訳の題名は『The Three-Body Problem』で、日本語訳では「三体」。全部で5冊からなる3部作なんですが、読み始めたら寝不足必至のめちゃくちゃ面白いSF小説です。
SFというと映画のスターウォーズやアニメのガンダム、小説の銀河英雄伝説などが有名ですが、この三体はSFなのに、戦闘シーンがほぼ出てこないんです!それでもめちゃくちゃSF感が満載なんです。だからSFものはあんまりという人でもきっと面白いと感じる人が多いのではないかなと思っています。
ネタバレになるといけないので、内容にはあまり触れませんが、題名にもなっている「三体」とは天体物理学(実際にある学問だそうです)の中で有名な力学の問題で、物語は基礎物理学を下地に丁寧に世界感が描かれており、空想の物語にも係わらずとてもリアリティーがあって、すぐに没入出来るような物語になっています。ただ読み始めに少し難儀するのは、登場人物が基本中国人なので名前が覚えにくい!なので、登場人物の解説のついた冊子が付録でついているので、それを横に見ながら読むのがおすすめです。
読書好きな方で東野圭吾さんのガリレオシリーズや松岡圭祐さんの千里眼シリーズが好きな人には、絶対に間違いのない一冊です。そうでない人も読んだらきっと誰かと三体世界を語り合いたくなると思いますよ。
【管理部:O】
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